19世紀末~20世紀前半アメリカ漫画資料展

編集部 (2011/7/22)

7月23日土曜日より東京工芸大学中野キャンパス図書館にて「19世紀末~20世紀前半アメリカ漫画資料展」が開催されています。

これは「川崎市市民ミュージアム」の所蔵する19世紀末~20世紀前半のアメリカ漫画資料のコレクションを紹介 する意図で計画された展覧会で、当初、コレクションを十分研究調査した上で準備する予定だったそうですが、3月11日の東日本大震災のため、50点弱の資料展示になってしまいました。
しかし、この知られざるコレクションの研究上の価値の一端は示せるのではないかと思いますと事でした。
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スペインコミック展覧会「僕らと旅に出よう!」

編集部 (2011/5/27)

2011年5月24日から7月18日までセルバンテス文化センター東京にて、スペインコミックスの大規模な展覧会「僕らと旅に出よう」が催されます。

80年代にスペインのマンガ表現を変革した6人の作家、ガジャルド(Gallardo)、ケコ(Keko)、マウロ・エントリアルゴ(Mauro Entrialgo)、マックス(Max)、ミチャルム(Micharmut)、ミゲランショ・プラド(Miguelanxo Prado)の作品を旅をテーマに、アルバム(単行本)や原画など100点以上展示した、日本で初めてとなるスペインコミックスの大規模な展覧会です。
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おすすめバンドデシネ作家診断、はじめましたベデ!

ベデくん (2011/5/2)

こんにちは、バンドデシネ普及推進大使のベデくんベデ!

バンドデシネ(以下、BD)の事もっと色々知りたいけどメビウス先生やビラル先生くらいしかわからなーい、どうやって探したら良いかもわからなーい、と言う人が多いみたいなので診断メーカーと言うサービスを使って、オススメのBD作家をランダムで教えてくれると言うのを作って見たベデ。

おすすめバンドデシネ作家診断:「ベデったー
http://shindanmaker.com/114549

操作は簡単、自分の本名やハンドルネームを入力して [診断する] を押すだけで、オススメのBD作家の先生とその代表作(邦訳がある場合は邦訳タイトルを優先)を紹介してくれるハイテクサービスベデよ!

90文字しか使えなかったので作品画像とかは流石に載せられなかったベデが、BD作家の先生の名前をグーグルなどで画像検索すると作品などが色々と見れちゃうベデ!
格好良い作家さんから、エッチな作家さんまで色々入れておいたので、BDのディープな世界に足を踏み入れる切欠になってくれると嬉しいベデ。

ちなみに日替わりで変わるハイテクシステムも搭載されてるので毎日お楽しみいただけるベデよ。

ツイッターに登録してなくても出来ちゃうので気軽に遊んで見て欲しいベデ~。

アングレーム国際漫画祭 2011 受賞リスト

cu39 (2011/1/31)

アングレーム国際漫画祭2011 の受賞リストを速報でお伝えします。(2011.2.2 書影などを追加しました。)

Grand Prix de la ville d’Angoulême 2011 グランプリ

Art Spiegelman
アート・スピーゲルマン(アメリカを代表するオルタナティブコミック作家、代表作の『マウス』は1、2巻共にアングレームの最優秀アルバム賞を受賞している。)

Fauve d’Or : Prix du Meilleur Album 最優秀アルバム賞

Manuele Fior, Cinq mille kilomètres par seconde, Atrabile.
マヌエレ・フィオル 『秒速5000キロメートル』 アトラビル
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邦訳バンド・デシネ・ガイド 2010年版

ベデくん (2010/11/3)

こんにちは!ベデくんだベデ。

※最新の2011年版はこちらベデ

「最近邦訳BDが好調なのは良いんだけど、把握しきれないのでまとめて欲しい!」という要望があったのでBD研究会のブログを借りてリストを作ってみたベデ~。リンク先は一部以外アマゾンの商品ページになってるベデ、気になる作品は要チェックベデ!
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荒木飛呂彦『Rohan au Louvre』紀伊國屋で予約受付中

cu39 (2010/2/18)

ルーヴルをテーマにした BD 作品を制作するルーヴル美術館とフュチュロポリス(Futuropolis)社の共同プロジェクトに荒木飛呂彦が参加し、2010年初頭にはルーヴルの企画展で荒木の書き下ろし原画が展示されたことは日本でも各所で話題になっていましたが、ついにそのアルバムが刊行されるようです。

日本では紀伊國屋書店 BookWeb で予約受付がはじまりましたが、現時点では一時的に予約を締め切っている模様。発売時期や価格の情報もまだ揺れているようで、在庫の見込みも立てにくいみたいですね。

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『ユーロマンガ』第4号 4月中旬に発売予定

cu39 (2010/2/18)

『ユーロマンガ』第4号が「2010年4月半ばに刊行予定」とのこと。

連載中の『スカイ・ドール』(SKY-DALL)、『ラパス』(Rapaces)、『天空のビバンドム』(Bibendum Céleste)に加え、メビウス(Moebius)の短編「アンカル ソリューンの誕生」が収録されるそうです。

今のところこれ以上の詳細はわかりませんが、順調なようで安心しました。

中野ブロードウェイのBDショップ「パピエ」閉店へ

cu39 (2010/2/18)

中野ブロードウェイ 3F の BD ショップ「パピエ」が、2月末日をもって閉店するそうです。

現在、BD アルバムが 30~80% OFF の閉店セールを行っているようなので、気になるアルバムやグッズのある方は足を運ぶか、問い合わせてみてはいかがでしょうか。なお、ブロードウェイにあるパピエの店舗は閉店しますが、通信販売は継続されるそうです。

パピエ

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アングレーム国際漫画祭2010

原正人 (2010/2/18)

ご報告がだいぶ遅くなりましたが、2010年1月28日から31日にかけて行われた第37回アングレーム国際漫画祭の各賞受賞者をお伝えします。開催すら危ぶまれた今年のアングレーム国際漫画祭ですが、例年通り無事に開催されました。

既に「アニメ! アニメ! ビズ」による報告があるので、そちらもご参照ください。

Le Grand Prix de la Ville d’Angoulême(アングレーム市グランプリ)
Baru
バル
※バルについては以前このブログでも『しょぼいヒーローたち』という作品を紹介したことがあります。
Prix du Meilleur album(最優秀作品賞)
Riad Sattouf, Pascal Brutal, T3, Plus fort que les plus forts (Fluide glacial)
リアド・サトゥッフ『暴れんぼうパスカル』第3巻(フリュイド・グラシアル)

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グルンステン『マンガのシステム』

原正人 (2009/12/31)

 2009年11月末にティエリ・グルンステン(Thierry Groensteen)の主著 Système de la bande dessinée (Presses Universitaires de France, 1999) の邦訳、『マンガのシステム』が野田謙介訳で青土社から発売された。だいぶ前に『マンガ研究』で笠間直穂子氏が紹介しておられるが1 、2008年6月からは邦訳が予告され、本書の邦訳をまだかまだかと心待ちにしていた者をやきもきさせてきた書籍がこうしてようやく日の目を見ることとなった。グルンステンの本は既に昨2008年に『線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィックアート』(人文書院刊、原題は Lignes de vie : le visage dessiné, Mosquito, 2003)が翻訳出版されており(当ブログでも紹介した)、本書はそれに続く二冊目の邦訳ということになる。

 本書をマンガについての気軽なエッセイと思って読み始める読者もいないだろうが、『マンガの読み方』(別冊宝島EX、宝島社、1995年)やスコット・マクラウド(Scott McCloud)の『マンガ学』(岡田斗司夫監訳、美術出版社、1998年。原題は Understanding Comics : the Invisible Art, Tundra, 1993)のようなものを想像して読み始めた読者は、その構成と語り口の違いに愕然としたに違いない。この二作と比べると、『マンガのシステム』は圧倒的に学術的だし、図版も少ない。目次にざっと目を通しただけでも、「図像的連帯性」、「空間=場所のシステム」、「パラメータ」、「部分的関節論理」、「全体的関節論理」といった見慣れない言葉が並び、何やら難しげである。本論に目を通せば、クリスチャン・メッツやエミール・バンヴェニスト、ポール・リクールにジル・ドゥルーズ、ロラン・バルト等々が引かれ、難解という印象に拍車がかかる……2

 だが、断言してしまおう。この本は、実のところ、まったく難解ではない。翻訳に特有の言い回しや、日本人のそれとは異なる文章の組み立てに引っかかるのは仕方がないにしても、ここで語られていることは極めて明快だ。「訳者あとがき」の実に手際のよいまとめを多少ふくらませて、次のように要約してしまうことすら可能だろう 。

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  1. 笠間直穂子「漫画のメカニズムを叙述する―ティエリー・グロエンステーン『漫画のシステム』書評」『マンガ研究』vol. 2、2002年10月 []
  2. 経済思想史研究の田中秀臣氏が「マンガモデル論のレジュメ」という記事で、『マンガのシステム』をまとめつつ、多段階の最適化問題として読む試みを公開している。『マンガのシステム』に関心がある方はそちらも併せてお読みいただきたい。 []