「バンド・デシネの歴史と展開」展
cu39 (2008/10/07)
「フランス語圏のマンガ――バンド・デシネの歴史と展開」展という展示が、10月11日から京都国際マンガミュージアム内セレクションギャラリー1・2で開催されます。
この展示は日仏交流150周年を記念する一連のイベントの一つで、19世紀から現代までのバンド・デシネの歴史を概括するとともに、日本の「マンガ」と比較対照しながらBDの世界を知ることができる内容になっているそうです。展示テーマは以下の通り。
- BDの歴史―19世紀から現代まで
- BDの展開
- 1990年代以降の新たなBD
- ハイブリッドな作品をつくりつづけているフランスのBD原作者ジャン=ダヴィッド・モルヴァンと仕事をし、活躍している日本人作家の紹介
- 日本マンガとBDの比較
- 日本語に翻訳されたBDの紹介
- 日本を舞台にした「Samuraï」(ディ・ジョルジオ/ジュネ)紹介コーナー(原画レプリカ)
展示に併せて、10月13日(月曜・祝日)の午後1時から「マンガ VS バンド・デシネ?! ラウンド2」というシンポジウムも行われます。BD作家とBD研究者が「日本マンガとBDの違いや共通点」を中心とした議論を行う予定です(原は展示プロデュースにも関わっています)。参加定員は50名で申込み不要の先着順とのこと。出演者の一覧は以下の通り。
- ディ・ジョルジオ Di Giorgio (「Samuraï」作者)
- ジュネ Genêt (「Samuraï」作者)
- フローラン・ジェルメーヌ Florent Germaine (BD原作者)
- 原 正人(BD研究者)
京都近辺にお住まいの方や、旅行などで京都を訪れる機会がある方はぜひ足を運んでみてください。この展示だけでなく、京都国際マンガミュージアムでは4万冊のマンガ蔵書を借りて館内や屋外の芝生でも読むことができて、ゆっくりできるみたいですよ。
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