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邦訳バンドデシネガイド2012

ベデくん (2012/11/29)

2012年に発売された邦訳バンドデシネのまとめベデ!
何と今年は21作も出版されたベデ、これはもしや今までの新記録ではないベデか!?
着実に日本の市場にBDが根付いてきてるベデね!
是非、このガイドを参考に新しい作品を探してみて欲しいベデ!

邦訳バンドデシネガイド2010年版
邦訳バンドデシネガイド2011年版

-2012年発売の作品-

ニーチェ: 自由を求めた生涯(ちくま学芸文庫)

著者 ミシェル・オンフレ(作)、マクシミリアン・ル・ロワ(画)
訳者 國分 功一郎
出版社 筑摩書房
あらすじ 現代哲学の扉をあけた哲学者ニーチェ。激烈な思想に似つかわしくも激しいその生涯を描く。
ポイント 現代、フランスで人気の高い哲学者ミシェル・オンフレが原作を担当。仏語版を読まれた方の日本語レビュー

鶏のプラム煮

著者 マルジャン・サトラピ
訳者 渋谷豊
出版社 小学館集英社プロダクション
あらすじ イランの伝統弦楽器タールの奏者として活躍していたナーセル・アリは なによりも大切にしていたタールを妻に壊され、生きる望みを失った。 死を決意してから8日後の彼の死まで、ナーセル・アリの最期の日々が始まる。はたしてタールの音色に秘められた想いとは……? 1958年のテヘランを舞台に綴る、可笑しくも、やがて哀しき人生の物語。
ポイント ペルセポリス』(バジリコ)、『刺繍 イラン女性が語る恋愛と結婚』(明石書店)のマルジャン・サトラピ最新作! 2005年アングレーム国際漫画祭、最優秀作品賞受賞作品。

3秒

著者 マルク=アントワーヌ・マチュー
訳者 原正人
出版社 河出書房新社
あらすじ 永遠の、3秒間 そこで何が始まり、何が終わったか。サッカー界にうずまくある事件の調査をめぐる、短くも濃密な物語。細部を見れば見るほど、謎が深まる衝撃の傑作!
※購入者特典として本書内に特典サイトへのアクセス権が記載されており、この作品のデジタル動画がダウンロードできる。
ポイント 既刊に『レヴォリュ美術館の地下』(小学館集英社プロダクション)がある。2012年アングレーム国際漫画祭公式セレクションノミネート作品。


コスモスマーフ

著者 ペヨ
訳者 村松定史
出版社 小峰書店
あらすじ 「とおい星までいってみたい!」コスモスマーフはあるとき、自分でロケットをつくって、宇宙にとびたつことを思いたちますが……。はたして、コスモスマーフは無事に、宇宙にむけて出発することができるのでしょうか?
ポイント 小峰書店から新しく出されているスマーフシリーズの4巻、表題作の他「はらぺこスマーフ」を収録。ちなみに以前のセーラー出版版だと「コスモスマーフ」は9巻、「はらぺこスマーフ」は4巻に収録されているエピソード

チェルノブイリ 家族の帰る場所

著者 フランシスコ・サンチェス(作)、ナターシャ・ブストス(画)
訳者 管啓次郎
出版社 朝日出版社
あらすじ 1986年4月26日に起きた、チェルノブイリ原子力発電所の恐ろしい事故。このスペイン発のグラフィック・ノヴェル(漫画)は、住みなれた土地を突然に追われ、あるいは愛した土地に留まった〈家族3世代の物語〉を描いている。論争にもセンセーショナリズムにも陥ることなく、かの土地に生きた人々が「心」に抱いた情景が浮かび上がる。チェルノブイリは決して「遠く」の出来事ではない。漫画・物語が持つ力を通じて、本書はそのことを強く訴えかけている。
ポイント 最もエコロジカルな漫画に贈られる『Le prix Tournesol de la BD(ひまわり漫画賞)』2012年の受賞作。仏語版を読まれた方の日本語レビュー

マグニチュード・ゼロ

出版社 朝日新聞出版
ポイント 昨年の東日本大震災直後、フランスのコミックス原作者のジャン=ダヴィッド・モルヴァン氏らの提案により、世界中のコミックス作家からチャリティーイラストを集める「Tsunami(ツナミ)」プロジェクトが発足しました、プロジェクトにはプロアマを問わず数千点の作品が寄せられ、カフェサレからイラスト集『マグニチュード9』として刊行されました。震災から1年が経ち、この『マグニチュード9』の日本語版を刊行するに当たって「もう一度ゼロから立ち上がろう」という思いを込めて『マグニチュード・ゼロ』と名づけられました。日本語版には、新たに日本のマンガ家、イラストレーターらによる今回描き下ろされたイラスト約60点のイラストを加え、『マグニチュード9』から厳選された約60点とあわせ120点以上の作品を収録しています。

雲の彼方 オドゥラ・デ・ヌアージュ

著者 レジ・オーティエール(作)、ロマン・ユゴー(画)
訳者 宮脇史生
出版社 イカロス出版
あらすじ フランス人パイロットのピエールはアンデス山中で遭難していたところ、アメリカ人パイロット・アランに救助された。 やがて2人は、ピエールの婚約者で女優のマリーを巻き込んで、友情と対抗意識の混じり合った関係を築くことになる。ピエールはエアレースでの事故を経て、イギリス空軍の一員として第二次大戦の西部戦線に参加。スピットファイアを駆ってドイツ空軍と戦う。苛烈な戦いの空でピエールが目にしたのは、機首にマリーのノーズアートを描いたP-51ムスタングだった・・・。
ポイント ル・グラン・デューク』(イカロス出版)のロマン・ユゴー新刊。表題作の他にデビュー作となる短編「最後の飛翔 ル・デルニエ・エンヴォル(Le Dernier envol)」を収録。

ムチャチョ ある少年の革命

著者 エマニュエル・ルパージュ
訳者 大西愛子
出版社 飛鳥新社
あらすじ 1976年、独裁政権下の中米ニカラグア。教会の壁画制作を任された若い修道士ガブリエルは、「ものの表皮」の奥に隠された美を知り、貧しい村人やゲリラとの接触を経て、革命に身を投ずる。困難な時代を駆け抜けたある少年の成長の記録。
ポイント 昨年発売された『MONSTER モンスター[完全版]』に続く、ユーロマンガコレクション第2弾

ベイビーズ・イン・ブラック THE STORY OF ASTRID KIRCHHERR & STUART SUTCLIFFE

著者 アルネ・ベルストルフ
訳者 岩本順子
出版社 講談社
あらすじ 夭逝したスチュアート・サトクリフとドイツの写真家アストリッド・キルヒアーの儚い恋物語。『フロム・ヘル』『アライバル』に続く必読海外コミック、堂々登場!
ポイント 作者であるドイツ人マンガ家アルネ・ベルストルフについてはこちらが詳しい。

ベビースマーフ

著者 ペヨ
訳者 村松定史
出版社 小峰書店
あらすじ コウノトリが運んできたかわいいいベビースマーフに、村のみんなはおおよろこびです。ところが、ベビーは間違ってスマーフ村に届けられたのでした。それを知ったへそまがりスマーフがとったみんなもびっくりの行動とは?
ポイント 小峰書店版スマーフシリーズ第5巻、表題作「ベビースマーフ」の他、「にせものスマーフ」、「スマーフとお天気機械」を収録。セーラー版だと「ベビースマーフ」は15巻、「にせものスマーフ」は6巻、「スマーフとお天気機械」は8巻に収録されていたエピソード。

サルヴァトール

著者 ニコラ・ド・クレシー
訳者 大西愛子
出版社 小学館集英社プロダクション
あらすじ 犬のサルヴァトールはオート・サヴォアに住む自動車修理工。腕は立つが、ひねくれもので、かなりの人間嫌い。人生の目的はただひとつ、愛するジュリーの住む南米に行くため、最強の水陸両用マシンを作ることだ。やがてサルヴァトールは、マシンの完成に必要な部品を探しに、相棒とともにパリの近代美術館に向かうことになる。一方、サルヴァトールに自動車を修理してもらったド近眼で妊娠中の豚アマンディーヌ。帰り道で事故に遭い、その衝撃で13匹の子豚を出産したアマンディーヌだったが、なぜか1匹だけが行方不明に……。 はたしてサルヴァトールは無事ジュリーに会えるのか? アマンディーヌの子豚の行方は? いくつものエピソードが奇妙に交錯する、サルヴァトールのちょっとおかしな冒険ストーリー。
ポイント ニコラ・ド・クレシーの最新邦訳、既刊の4冊分を合本で発売。

メタ・バロンの一族 (上)

著者 アレハンドロ・ホドロフスキー(作)、フアン・ヒメネス(画)
訳者 原正人
出版社 小学館集英社プロダクション
あらすじ フィリドール系の辺境にある巨大惑星マルモラ。この星は、ある秘術によって貴重な大理石を運搬し、富を得ることに成功していた。惑星を統治するカスタカ一族の娘婿オトンは、かつては宇宙を股にかけた海賊だったが、今は妻エドナとともに、義父の仕事を手伝いながら、幸福な日々を送っていた。 そんなある日、オトンが引き起こした事故により、帝国商人たちに秘術のことがばれてしまう。やがて戦争が勃発し、マルモラは滅亡。生き残ったオトンは、一命を得る代わりに生殖能力を失うが、彼の前に現れた魔女の力で、一人の息子を得る。だが、驚くべきことにその息子アグナルは、生まれながらにして“重さのない”子どもだった……。
ポイント 『アンカル』シリーズのスピンオフとなる壮大なスペースオペラ。原書全8巻+解説書1巻分を2巻本で発売。

ユーロマンガ 7号

著者 メビウス、ロマン・ユゴー、アルチュール・ド・パンス他
出版社 飛鳥新社
ポイント ユーロマンガが1年の休刊を経て復活します。今号はメビウスの追悼特集としてホドロフスキーとの初共作作品『猫の目』全編掲載のほか、日本のトップクリエーター達による追悼記事を収録。その他『ラパス』の続きや、今年出たばかりのロマン・ユゴーの新作『エーデルワイスのパイロット』などを収録予定。

ブルーベリー [黄金の銃弾と亡霊]

概要シリーズの中でも最高傑作のひとつに挙げられる連作「彷徨えるドイツ人の金鉱」「黄金の銃弾と亡霊」(1972年発表)と、絶世の美女・パールとブルーベリーの逃避行を描いた「アリゾナ・ラヴ」(1990年発表)を収録。

著者 ジャン=ミシェル・シャルリエ(作)、ジャン・ジロー=メビウス(画)
訳者 原正人
出版社 エンターブレイン
ポイント メビウスのもう一つの側面、本名のジャン・ジロー名義で描いていた劇画調の西部劇作品『ブルーベリー』が遂に邦訳!原書の11、12巻(彷徨えるドイツ人の金鉱、黄金の銃弾と亡霊)、23巻(アリゾナ・ラヴ)の3巻分を収録。

スケッチトラベル

著者 堤大介、ジェラルド・ゲルレ他
出版社 飛鳥新社
概要 アニメ・漫画・イラスト・絵本、それぞれの世界を代表する至極のクリエイターが世紀の競演! アメリカ、ヨーロッパ、アジア…71人の作家たちが一冊のスケッ チブックに絵を描いて、世界中に回した。これは時代の証しだ。21世紀の私たちは、こんな天才たちと共に生きている! 夢と友情と願い、そして希望に満ちた奇跡のプロジェクト!
ポイント イラストレーターの堤大介氏とジェラルド・ゲルレ氏が始めたチャリティープロジェクトに、BD界からもニコラ・ド・クレシー(『天空のビバンドム』)やファーノ・ガルニド(『ブラックサッド』)などが参加、海外マンガファンも見逃せない一冊となっている。

レオン・ラ・カム

著者 シルヴァン・ショメ(作)、ニコラ・ド・クレシー(画)
訳者 原正人
出版社 エンターブレイン
あらすじ 斜陽の親族企業のもとに、創業者であり、一族の父祖・レオン。レオンの孫である気弱な青年ジェジェは一度も会ったことのない齢百にも達する奇妙な祖父に、はじめは警戒心を抱くが・・・。
ポイント 『ベルヴィルランデブー』や『イリュージョニスト』などアニメ映画の監督として知られるショメ脚本、ド・クレシーの作画の傑作。1997年アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞受賞作

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メタ・バロンの一族 (下)

著者 アレハンドロ・ホドロフスキー(作)、ファン・ヒメネス(画)
訳者 原正人
出版社 小学館集英社プロダクション
あらすじ 宇宙一非道で冷酷な殺し屋メタ・バロン。そのルーツを探る物語もいよいよクライマックスへ突入! 実の父との壮絶な戦いの末、卑劣な手段で勝利を手にした3代目メタ・バロン、テット・ダシエ。詩情を解せず、愛を知らず、人間らしい心を持たない彼が、自らの心を手に入れるためにとった驚愕の方法とは? そして幾多の悲劇を経て、呪われた一族の末裔として生きることを運命づけられた最後のメタ・バロンに救いは訪れるのか?! ますます冴え渡る鬼才ヒメネスの繊細にして重厚なアートワーク! 壮大なるスペース・サーガ、ついに完結!
ポイント 『アンカル』シリーズのスピンオフとなる壮大なスペースオペラ。原書全8巻+解説本1巻分を2巻本で発売。

デス・クラブへようこそ

著者 ヴィンシュルス
訳者 原正人
出版社 小学館集英社プロダクション
あらすじ 天使に憧れる死神の少年とその父の美しき親子愛、人面脳に自分の身体を乗っ取られた男の悲劇など、死にまつわるさまざまな物語を悪意たっぷりに描いた表題作『デス・クラブへようこそ』の他、モテないサエない負け犬人生を送るサルの一瞬の栄光を描く『スマート・モンキー』、いいことなしの青年パット・ブーンが、降りかかる様々な不幸を経て、意外なハッピー・エンドを迎える『パット・ブーン・ハッピーエンド』の3作品を収録。醜悪な現実、人生の悲哀をブラックなユーモアで包み込む、BD界の異端児ヴィンシュルスの傑作短編集。
ポイント ピノキオ』の作者、ヴィンシュルスの3作品を収録した日本独自編集の短編集

闇の国々II

著者 ブノワ・ペータース(作)、フランソワ・スクイテン(画)
訳者 古永真一、原正人
出版社 小学館集英社プロダクション
あらすじ 〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。 自在に姿を擬態しながら、次々に旅人たちを取り込む食虫植物都市を描いた『サマリスの壁』、エリゼ宮、ルーヴル美術館、ポンピドゥー・センターなど実在の建築物をモチーフに、都市の地下に広がる広大な迷宮を彷徨う『パーリの秘密』、巨大メトロポリス建設に邁進するうち、次第に精神を狂わせていく人々を描く『ブリュゼル』、〈闇の国々〉の歴史資料からその全貌を読み解く外伝『古文書官』など、シリーズ第1作を含むカラー作品4篇を収録した待望の第2巻。
ポイント シリーズ前半のカラー作品を収録、闇の国々シリーズは全4巻で刊行との事。

時の鳥を求めて

著者 セルジュ・ル・タンドル(作)、レジス・ロワゼル(画)
訳者 原正人
出版社 飛鳥新社
あらすじ 呪われた神ラモールの復活を目前に控えアクバルの地に緊張が走る。魔術女王マラはいにしえの神々の魔術書をひもとき、再びラモールを封印する魔法を発見した。しかし、封印の魔法には長い時間が必要である。残された時間は少ない。マラは愛娘ペリースに、かつて恋人であった老雄ブラゴンと連れ立って、時間を止めることができるという時の鳥を探すよう命じる。まずはラモールを封印するための巻貝を手に入れ、ついで時の鳥の居場所を探さなければならない。老雄ブラゴンは自らの娘でもあるかもしれないペリースと反目しつつも、ラモールの忌まわしき力を手に入れようと立ちはだかる魔術王たちを退けながら、アクバルを救うべく、苦難の旅を続ける…
ポイント BD界においてヒロイックファンタジーの草分けともなった有名作品、人気作家レジス・ロワゼル初邦訳!ロワゼルは11月の海外マンガフェスタに来日が決定している。

東京散歩

著者 フロラン・シャヴエ
訳者 山本知子、石田みゆ
出版社 飛鳥新社
概要 ひとりのフランス人青年が、半年のあいだ毎日自転車に乗って目に留まった景色をスケッチして歩いた今までにない東京散歩ガイド。見慣れた街角の隠された魅力に、思いっきり開眼させてくれます。

バンドデシネが原作の映画たち

ベデくん (2012/04/30)

アメコミや日本のマンガがたびたび映画化されるように、バンドデシネを原作に映画が撮られることも、もちろんあるベデ。
日本で上映される事はまだ稀ベデが、最近は製作本数も増えて目にする機会も増えてきたベデ。
今回はそんなバンドデシネが原作の映画で日本語で見れる作品を紹介しちゃうベデ!

ちなみにここで紹介するのはあくまでバンドデシネが「原作」の映画で、BD作家が制作に関わった映画(メビウス先生の関わった「エイリアン」や「トロン」など)では無いベデよ。

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2011年邦訳BD総まとめ

ベデくん (2011/12/30)

さてさて、今年ももう残りわずかベデが、本当に沢山の邦訳BDが出たベデ。
1年の総まとめと言う事で、ちょっとおさらいしてみるベデ!

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この海外マンガがすごい2011 結果発表!

ベデくん (2011/12/01)

11月15日から11月30日まで半月の期間募集した『この海外マンガがすごい2011』は、総投票数184票と沢山の方にご参加いただいて、大変面白いランキングが出来上がったベデ!

ご協力くださったみなさま本当にありがとうございましたベデ!

候補作品はどれもいい作品ばかりで1つだけ選ぶのは大変だったと思うベデが、それぞれが個性的で一癖も二癖もあるような作品ばかりなせいか、各人の思い入れのある作品が多様に分かれて興味深い結果となったベデよ。

それでは結果発表ベデ~♪

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この海外マンガがすごい2011のお知らせ

ベデくん (2011/11/15)

 

ベデくんツイッター開始一周年企画として「この海外マンガがすごい2011」を開催するベデ!

一昨年ほど前から海外マンガの邦訳出版がかなり活発に行われており、質量共にとても充実してきているベデが。海外マンガってあんまり情報がないし、値段も高いし、どれ買ってみれば良いかわからない!と言う方も多いと思うベデ
そこで海外マンガをこよなく愛するみなさまに、ここ1年以内(2010年11月~2011年10月)に出た海外マンガ邦訳でオススメの作品をご投票頂いて、これから読んでみようと言う方やどれを買えば良いか迷っている方の指針となるようなランキングを作ったら面白いのでは無いかと考えたベデ。

別に候補作全てを読んでいる必要は無くて、あなたが読んだ作品の中からこれはとっても良かったと思う一作を投票してくだされば良いベデよ。
それを僕が集計して1票1ポイントでランキングにするベデ!

投票された方の中から抽選で豪華景品が当たるキャンペーンもやりますので、是非とも彼方の一票をお寄せ下さいベデ。

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邦訳バンドデシネ・ガイド 2011年版

ベデくん (2011/11/01)

こんにちは、またまたベデくんだベデ!

以前邦訳バンドデシネ・ガイド 2010年版と言うのを書いたベデが、昨年に引き続き今年も邦訳バンドデシネ(以下BD)は絶好調ベデ~!
「これはまとめておかないとまたみんな判らなくなっちゃう!」という事で今年もどんどん出版される作品をまとめちゃうベデよ!

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邦訳バンド・デシネ・ガイド 2010年版

ベデくん (2010/11/03)

こんにちは!ベデくんだベデ。

※最新の2011年版はこちらベデ

「最近邦訳BDが好調なのは良いんだけど、把握しきれないのでまとめて欲しい!」という要望があったのでBD研究会のブログを借りてリストを作ってみたベデ~。リンク先は一部以外アマゾンの商品ページになってるベデ、気になる作品は要チェックベデ!

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資料:アングレーム国際バンドデシネ・フェスティバル 2009 ノミネート作品一覧

原正人 (2009/01/08)

この記事は「アングレーム国際バンドデシネ・フェスティバル 2009」の添付資料です。

Sélection Officielle [目次]

  • Pierre Maurel, 3 déclinaisons, L’Employé du Moi
    ピエール・モレル『3つの変奏』ランプロワ・デュ・モワ
    フランス語圏?
  • James Kochalka, American Elf, Ego comme X
    ジェームズ・コチョールカ『アメリカン・エルフ』エゴ・コミックス
    アメリカ
  • François Ayroles, Les Amis, L’Association
    フランソワ・エロール『友だち』ラソシアシオン
    フランス
  • Bouzard, The Autobiography of Mitroll, T1, Mum is Dead, Dargaud
    ブザール『半トロールの自伝』第1巻「ママが死んだ」ダルゴー
    フランス
  • Binet, Les Bidochon, T19, Fluide Glacial
    ビネ『ビドション』第19巻、フリュイド・グラシアル
    フランス
  • Nicolas Dumontheuil, Richard Brautigan (original), Big Foot, T3, Créatures, Futuropolis
    ニコラ・デュモントゥイユ(作画)、リチャード・ブローティガン(原作)『ビッグ・フット』第3巻「生きものたち」フュチュロポリス
  • Anne Rouquette, Bons mauvais grands et petits joueurs, Éditions Lito
    アン・ルケット『勝負師十人十色』エディション・リト
    フランス語圏?
  • Dash Shaw, Bottomless Belly Button, Éditions ça et là
    ダッシュ・ショー『底なしのおへそ』エディション・サ・エ・ラ
    アメリカ
  • Reutimann (dessin), Gabus (scénario), Cité 14, saison 1, Paquet
    ルティマン(作画)、ガビュス(シナリオ)『都市14』「シーズン1」パケ
    フランス語圏?
  • Ferri, De Gaule à la plage, Poisson Pilote/Dargaud
    フェッリ『海辺のド・ゴール』ポワッソン・ピロット/ダルゴー
    フランス
  • Tanxxx (dessin), Lisa Mandel (scénario), Esthétique et filatures, Casterman
    タンクス(作画)、リザ・マンデル(シナリオ)『エステと尾行』カステルマン
    フランス
  • Gilad Seliktar (dessin), Galit (scénario), Ferme 54, Éditions ça et là
    ジラッド・セリクタル(作画)、ガリ(シナリオ)『農場54』エディション・サ・エ・ラ
    イスラエル
  • Gebbie (dessin), Moore (scénario), Filles perdues, Delcourt
    ゲビー(作画)、ムーア(シナリオ)『迷子の少女たち』デルクール
    アメリカ
  • Hirata, La Force des humbles, Delcourt
    平田弘史『無名の人々 異色列伝』デルクール
    日本
  • Bastien Vivès, Le Goût du chlore, Casterman
    バスチャン・ヴィヴェス『塩素の味』カステルマン
    フランス
  • Nine Antico, Le Goût du paradis, Ego comme X
    ニン・アンティコ『楽園の味』エゴ・コミックス
    フランス
  • Tadashi Agi (scénario), Shu Okimoto (dessin), Les Gouttes de Dieu, T1, Glénat
    亜樹直(原作)、オキモト・シュウ(作画)『神の雫』第1巻、グレナ
    日本
  • Emmanuel Guibert, La Guerre d’Alan, T3, L’Association
    エマニュエル・ギベール『アランの戦争』第3巻、ラソシアシオン
    フランス
  • Christophe Blain, Gus, T3, Dargaud
    クリストフ・ブラン『ギュス』第3巻、ダルゴー
    フランス
  • Adam (dessin), Midam (scénario), Harding Was Here, T1, Soleil
    アダム(作画)、ミダム(シナリオ)『ハーディング教授の冒険』第1巻、ソレイユ
    フランス
  • Varela (dessin), Trillo (scénario), L’Héritage du colonel, Delcourt
    ヴァヘラ(作画)、トゥリージョ(シナリオ)『大佐の遺産』デルクール
    アルゼンチン
  • Judith Vanistendael, La Jeune Fille et le nègre, Acte Sud l’An 2
    ジュディット・ヴァニスタンダール『若い娘と黒人』アクト・シュッド・ラン・ドゥー
    ベルギー
  • Cosey, Jonathan, T14, Elle, Le Lombard
    コゼイ『ジョナタン』第14巻「彼女」ル・ロンバール
    スイス
  • Biancarelli (dessin), Le Tendre (scénario), Le Livre des destins, T2, La Métamorphose, Soleil
    ビアンカレッリ(作画)、ル・タンドル(シナリオ)『運命の書』第2巻「変身」ソレイユ
    フランス
  • Jean-Christophe Menu, Lock Groove Comix, T1, L’Association
    ジャン=クリストフ・ムニュ『ロック・グルーヴ・コミックス』第1巻、ラソシアシオン
    フランス
  • Adrian Tomine, Loin d’être parfait, Delcourt
    エイドリアン・トミーネ『完璧にはほど遠く』デルクール
    アメリカ
  • Lauffray (dessin), Dorison (scénario), Long John Silver, T2, Neptune, Dargaud
    ローフレ(作画)、ドリソン(シナリオ)『ロング・ジョン・シルヴァー』第2巻「ネプチューン」ダルゴー
    フランス
  • Frank Margerin, Lucien, T9, Toujours la banane, Fluide Glacial
    フランク・マルジュラン『リュシアン』第9巻「あいもかわらずバナナ頭」フリュイド・グラシアル
    フランス
  • Étienne Davodeau, Lulu femme nue, T1, Futuropolis
    エティエンヌ・ダヴォドー『裸のルル』第1巻、フュチュロポリス
    フランス
  • Bonhomme (dessin), Vehlmann (scénario), Le Marquis d’Anaon, T5, La chambre de Kheops, Dargaud
    ボノム(作画)、ヴェルマン(シナリオ)『ダナオン侯爵』第5巻「クフ王の部屋」
    フランス
  • Blanchin (dessin), Perrissin (scénario), Martha Jane Cannary, T1, Futuropolis
    ブランシャン(作画)、ペリサン(シナリオ)『マルタ・ジェーン・カナリー』第1巻、フュチュロポリス
    フランス
  • Savoia (dessin), Sowa (scénario), Marzi (1984-1987) : la Pologne vue par les yeux d’une enfant, Dupuis
    サヴォイア(作画)、ソーヴァ(シナリオ)『マルジ(1984-1987)―ある少女の目からみたポーランド』デュピュイ
    シナリオのソーヴァはポーランド出身。サヴォイアはフランス。
  • Jean-Pierre Gibrat, Mattéo, Futuropolis
    ジャン=ピエール・ジブラ『マテオ』フュチュロポリス
    フランス
  • Vittorio Giardino, Max Fridman, T5, Glénat
    ヴィットリオ・ジャルディーノ『マックス・フリッドマン』第5巻、グレナ
    イタリア
  • Joanna Hellgren, Mon Frère nocturne, Cambourakis
    ジョアンナ・ヘルグレン『闇の兄』カンブラキ
    スウェーデン
  • Gally, Mon gras et moi, Diantre
    ギャリ『脂肪とわたし』ディアントル
    フランス
  • Sébastien Chrisostome, Nage libre, Sarbacane
    セバスチャン・クリソストーム『スイミング』サルバカーヌ
    カナダ(ケベック)
  • Yvan Brun, No comment, Drugstore
    イヴァン・ブラン『ノー・コメント』ドラッグストア
    フランス語圏?
  • Tony Millionaire, Oncle Gabby, Rackham
    トニー・ミリオネア『ギャビーおじさん』ラッカム
    アメリカ
  • Baru, Pierre Pelot (original), Pauvres zhéros, Rivages/Casterman/Noir
    バル(作画)、ピエール・ペロ(原作)『しょぼいヒーローたち』リヴァージュ/カステルマン/ノワール
    フランス
  • Blutch, Le Petit Christian, T2, L’Association
    ブルッチ『小さなクリスチャン』第2巻、ラソシアシオン
    フランス
  • Winshluss, Pinocchio, Les Requins Marteaux
    ヴィンシュルス『ピノキオ』レ・ルカン・マルトー
    フランス
  • Yu Lu, Pluie du paradis, Casterman
    ユー・リュー『楽園に降る雨』カステルマン
    中国?
  • Mezzo, Pirus, Le Roi des mouches, T2, L’Origine du monde
    メゾ、ピリュス『蠅の王』第2巻「世界の起源」
    フランス
  • Mathieu Sapin, Salade de fluits, T2, Les Requins Marteaux
    マチュー・サパン『フルーツ・サラダ』第2巻、レ・ルカン・マルトー
    フランス
  • Hugues Micol, Séquelles, Cornélius
    ユーグ・ミコル『後遺症』コルネリウス
    フランス語圏?
  • Christian De Metter, Dennis Lehane (original), Shutter Island, Rivages/Casterman/Noir
    クリスチャン・ド・メッテール(作画)、デニス・ルヘイン(原作)『シャッター・アイランド』リヴァージュ/カステルマン/ノワール
    原作はアメリカ、作画はフランス。
  • Émile Bravo, Spirou et Fantasio, Spirou, le Journal d’un ingénu, Dupuis
    エミール・ブラヴォ『スピルーとファンタジオ』「スピルー、ある無邪気な少年の日記」デュピュイ
    フランス
  • Posy Simmonds, Tamara Drewe, Denoël Graphic
    ポジー・シモンズ『タマラ・ドゥリュー』ドゥノエル・グラフィック
    イギリス
  • Christophe Chabouté, Tout seul, Vents d’Ouest
    クリストフ・シャブテ『一人きりで』ヴァン・ドゥエスト
    フランス
  • Lucie Durbiano, Trésor, Gallimard
    リュシー・デュルビアーノ『宝もの』ガリマール
    フランス
  • Mulot (dessin), Ruppert (scénario), Le Tricheur, L’Association
    ミュロ(作画)、リュペール(シナリオ)『いかさま師』ラソシアシオン
    フランス語圏?
  • Toyoda, Undercurrent, Kana
    豊田徹也『アンダーカレント』カナ
    日本
  • Manabe, Ushijima, T3, Kana
    真鍋昌平『闇金ウシジマくん』第3巻、カナ
    日本
  • Junji Ito, Le Voleur de visages, Tonkam
    伊藤潤二『顔泥棒』トンカム
    日本
  • Jones (dessin), Millar (scénario), Wanted, Delcourt
    ジョーンズ(作画)、ミラー(シナリオ)『指名手配』デルクール
    作画はアメリカ、シナリオはイギリス。

Sélection Patrimoine [目次]

  • Mitsuteru Yokoyama, Au bord de l’eau, Delcourt
    横山光輝『水滸伝』デルクール
    日本
  • Art Spiegelman, Breakdowns, Casterman
    アート・スピーゲルマン『ブレイクダウン』カステルマン
    アメリカ
  • Yoshihiro Tatsumi, L’Enfer, Cornélius
    辰巳ヨシヒロ『地獄』コルネリウス
    日本
  • Peyo, Johan et Pirlouit, Intégrale 2, Sortilèges et enchantements, Dupuis
    ペヨ『ジャンとピルルイ』完全版第2巻「魔法と呪文」デュピュイ
    ベルギー
  • Gillon (dessin) & Forest (scénario), Les Naufragés du temps, Glénat
    ジオン(作画)、フォレスト(シナリオ)『時の遭難者』グレナ
    フランス
  • Shigeru Mizuki, Opération Mort, Cornélius
    水木しげる『総員玉砕せよ!』コルネリウス
    日本
  • Gilbert Hernandez, La Rivière empoisonnée, Delcourt
    ギルバート・ヘルナンデス『ポイズン・リヴァー』デルクール
    アメリカ
  • Marti, Taxista, Cornélius
    マルティ『タキスタ』コルネリウス
    スペイン

Sélection Jeunesse [目次]

  • Anouk Ricard, Anna et Froga, T2, Qu’est-ce qu’on fait maintenant ?, Sarbacane
    アヌーク・リカール『アンナとフロガ』第2巻「さあ、今度は何しよう?」サルバカーヌ
    フランス
  • Osamu Tezuka, Le Château de l’aurore, Cornélius
    手塚治虫『夜明け城』コルネリウス
    日本
  • Stan (dessin), Vince (dessin), Zep (scénario), Chronokids, T2, Glénat
    スタン(作画)、ヴァンス(作画)、ゼップ(シナリオ)、『クロノキッズ』第2巻、グレナ
    作画はフランス、シナリオはスイス
  • Fujiko.F.Fujio, Doraemon, T8, Le Chat venu du futur, Kana
    藤子・F・不二雄『ドラえもん』第8巻「未来から来た猫」カナ
    日本
  • Bannister (dessin), Nykko (scénario), Les Enfants d’ailleurs, T3, Le Maître des ombres, Dupuis
    バニステール(作画)、ニッコ(シナリオ)『別世界の子どもたち』第3巻「闇の主」デュピュイ
    フランス語圏?
  • Dalena (dessin), Bianco (scénario), Ernest & Rebecca, T1, Mon copain est un microbe, Le Lombard
    ダレナ(作画)、ビアンコ(シナリオ)、『エルネスト&レベッカ』第1巻「友だちはばい菌」ル・ロンバール
    作画はイタリア、シナリオはフランス
  • Monin (dessin), Galandon (scénario), L’Envolée sauvage, T2, Bamboo
    モナン(作画)、ギャランドン(シナリオ)『野生の飛翔』第2巻、バンブー
    フランス
  • Mathieu Sapin, La Fille du savant fou, T3, L’Équation inconnue, Delcourt
    マチュー・サパン『マッド・サイエンティストの娘』第3巻「未知の方程式」デルクール
    フランス
  • Dodier (dessin), Makyo (scénario), Gully, T6, Les Vengeurs d’injures, Dupuis
    ドディエ(作画)、マキョー(シナリオ)『グリー』第6巻「悪口の仕返し」デュピュイ
    フランス
  • Libon, Jacques le petit lézard géant, Dupuis
    リボン『小さなオオトカゲ、ジャック』デュピュイ
    フランス語圏?
  • Bailly (dessin), Maty (dessin), Lapière (scénario), Ludo, T7, Qu’as-tu, Kim, Dupuis
    バイイ(作画)、マティ(作画)、ラピエール(シナリオ)『リュドー』第7巻「キム、何を持ってるの?」デュピュイ
    バイイはアルジェリア、マティとラピエールはベルギー
  • Ai Yazawa, Nana, T18, Delcourt
    矢沢あい『NANA』第18巻、デルクール
    日本
  • Joann Sfar, Le Petit Prince, Gallimard
    ジョアン・スファール『星の王子さま』ガリマール
    フランス
  • Patricia Lyfoung, La Rose écarlate, T4, J’irai voir Venise, Delcourt
    パトリシア・リフング『緋色のバラ』第4巻「ヴェニスに行きたい」デルクール
    フランス
  • Emmanuel Guibert, Sardine de l’espace, T7, Pizza Tomik, Dargaud
    エマニュエル・ギベール『宇宙海賊サルディン』第7巻「トミク・ピザ」ダルゴー
    フランス
  • Gazzotti (dessin), Vehlmann (scénario), Seuls, T3, Le Clan du requin, Dupuis
    ガゾッティ(作画)、ヴェルマン(シナリオ)『残された子どもたち』第3巻「サメの一族」デュピュイ
  • Buchet (dessin), Morvan (scénario), Sillage, T11, Monde Flottant, Delcourt
    ブシェ(作画)、モルヴァン(シナリオ)『シヤージュ』第11巻、「漂う世界」デルクール
    フランス
  • Zep, Titeuf, T12, Le sens de la vie, Glénat
    ゼップ『ティトゥーフ』第12巻「人生の意味」グレナ
    スイス
  • Mourier (dessin), Arleston (scénario), Trolls de Troy, T11, Trollympiades, Soleil
    ムリエ(作画)、アルレストン(シナリオ)『トロワのトロール』第11巻、「トロリンピック」ソレイユ
    フランス
  • Bill (dessin & scénario), Gobi (dessin & scénario), Zblucops, T5, Glénat
    ビル(作画&シナリオ)、ゴビ(作画&シナリオ)『ズブリュコップ』第5巻グレナ
    フランス