5月にメビウスが来日、明治大学で浦沢直樹・夏目房之介と鼎談イベント

cu39 (2009/04/12)

5月にメビウス(Moebius)ことジャン・ジロー(Jean Giraud)が来日し、明治大学で浦沢直樹、夏目房之介との鼎談イベントが行われるそうです。

シンポジウム「メビウス ∞ 描線がつなぐヨーロッパと日本」開催 (明治大学 国際日本学部Information)

このたび、明治大学国際日本学部では、京都精華大学と共同で、フランスを代表する、というより、世界を代表するマンガ家であるメビウス(本名ジャン・ジロー)氏を日本にお招きすることになりました。

メビウスが来日するだけでも驚きですが、浦沢直樹も出てくるとなると、すごいことになりそうですね。詳細は以下。

日時
2009年5月9日(土) 13:30~16:00(開場 12:30)
場所
明治大学駿河台校舎 アカデミーホール
定員
1200人 1050人 (先着順・入場無料)
※入場希望者多数の場合は、整理券を配布させていただきます。定員を超える場合は、誠に申しわけありませんが、入場をお断りさせていただく場合があります。
出演者
メビウス×浦沢直樹+夏目房之介  司会:藤本由香里
内容
シンポジウム「メビウス ∞ 描線がつなぐヨーロッパと日本」
メビウス×浦沢直樹+夏目房之介 司会:藤本由香里

  • メビウスの人と作品(ビデオクリップ)
  • メビウス自作を語る
  • メビウス日本マンガを語る
  • それぞれのメビウス体験
  • 日本マンガの中のメビウス
  • ヨーロッパのマンガと日本マンガ
  • ………etc.

メビウスによるライブ・アート・パフォーマンス

まずメビウスが自作と日本マンガについて語り、その後浦沢・夏目が個人的なメビウス体験や日本でのあり方を語る……という構成が予定されてるようですね。

メビウスと同じ空間で自作についての話や日本マンガに対する意見を聞ける機会は、日本ではもう二度とないだろうと思います。(少なくとも、生きている中では)最大の巨匠の一人であるメビウスが、世界に覇権を拡大する「マンガ」に対してどういう思いを持っているのかも興味深いですね。絵やマンガを自分で描く方にとっても、外国における日本マンガの受容に興味がある方にとっても注目すべきイベントでしょう。

メビウスが浦沢とどのような話をするのか気になります。浦沢は『タンタン』の大ファンでなんとか福音館に入社しようとまでしたと『ユリイカ』のインタビューで(たぶん)読んだことがありますが、エルジェ (Hergé)に劣らぬバンドデシネの巨匠メビウスに対しても熱いこだわりが披露されるんでしょうか。

「ライブ・アート・パフォーマンス」は……きっとその場で絵を描いてもらうということなんだろうな。「パフォーマンス」と付いているので、アクション・ペインティングのごとくペンキまみれになってキャンパスにぶつかるようなのを一瞬妄想しましたが、歳も歳だし(1938年生)ありえないですね。

いま Wikipedia で確認したら 5 月 8 日が誕生日なんですね。なにかプレゼントを持っていったら受け取ってもらえるかも。

明治大学のリリースには「京都精華大学と共同で」とあるのも注目。この1日のためだけの来日というわけでもないだろうし、これから他の動きもありそうな気配です。

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