谷口ジローメビウスと BD を語る

原正人 (2009/10/26)

来月11月に明治大学で「明治大学・鳥取県連携講座~マンガ王国・鳥取から世界へ:水木しげる・谷口ジロー・青山剛昌とマンガの国際性をめぐって」という3週連続講座が行なわれるそうですが、その第2回、11月14日(土)に「谷口ジロー、メビウスとBDを語る」と題して、マンガ家谷口ジローさんによるトークが行なわれます!

今年5月に来日した世界的に有名な作家メビウスに最も早くから影響を受け、現在、ヨーロッパで非常に高い評価を受ける谷口ジロー氏本人においでいただき、メビウスとBD(フランスのマンガ)についてご自身の体験とそれぞれとの関係について語っていただきます。
(聞き手:藤本由香里

とのこと。『ユリイカ』2009年7月「メビウスと日本マンガ」特集号でも寺田克也さんと熱いメビウス・トークを繰り広げた谷口ジローさんご本人のお話を直接聞くことができる、またとないチャンスです。ご関心がある方はぜひ。

申込み方法:
事前予約制(全席自由、各講先着150名)
受講料:1回につき ¥1,000(税込)
申し込みは電話・ファックス・メールでリバティアカデミー事務局まで
TEL:03-3296-4423
FAX:03-3296-4542
Mail:academy [at] mics.meiji.ac.jp

明治大学リバティ・アカデミーの講座ですが、会員でなくても申込み可能。連続講座ですが第2回だけの参加もOKです。申込み窓口で確認したところ、もし席が残っていれば当日直接開場で受け付けてもらうことも可能だそうですが、各回150席と限られた枠なので、前日であっても予約を入れた方が確実ではあります。

上記サイトには会場の詳しい案内がないんですが、申し込み時に確認できます。駿河台キャンパスのリバティタワーが会場になることまでは間違いないはず。最寄り駅はJR御茶ノ水、東京メトロ新御茶ノ水、東京メトロ・都営地下鉄神保町です。

なお、BDとは直接関係ありませんが、他の回についてもご紹介しておきます。

第1講 2009/11/07 講師:呉智英
「水木しげると南方体験~文化の古層を求めて」
初期のアメリカン・コミックスの影響、現在のフランスでの高い評価、そして何より、水木作品の根幹をなす「南方体験」の持つ意味を探ります。その特異な妖怪マンガは世界視座ではどのように捉えられるのでしょうか。

第3講 2009/11/21 講師:斎藤宣彦・遠藤誉
「コナンの世界・世界の中のコナン」
世界中で大人気の『名探偵コナン』。「探偵もの」というジャンルは日本の、あるいは世界のマンガの中でどのような位置を占めてきたのでしょうか。それを『サンデー・マガジンのDNA展』の斎藤宣彦氏に、そして『コナン』の、中国での人気のようすを、『中国動漫新人類』の遠藤誉氏に語っていただきます。

こちらもご関心がある方はぜひ!